アルマイト・白アルマイト

アルマイトとはアルミニウム表面に陽極酸化皮膜を作る方法です。アルミニウムを陽極として硫酸などの電解液中で電解すると、その表面に厚い酸化皮膜(Al2O3)が生成します。
これをアルミニウムの陽極酸化皮膜(アルマイト皮膜)と呼んでいます。皮膜に微細孔が存在するため後工程に封孔処理が必要で、こちらを行うことで耐食性が向上します。

<特徴>
・皮膜は酸化物なので耐食性が良く、電気絶縁体である。
・皮膜の硬度が高く、耐摩耗性に優れている。
・皮膜の染色や着色が自由にできる。
・耐熱性や密着性に優れている。
・細孔を利用して種々の機能を付与することが可能である。

スペック

膜厚
5µm以上
皮膜硬度
代表的な用途
光学部品,建築材,etc.
主な特性
電気絶縁性,耐食性,耐摩耗性,etc.

適応素材

鋼鉄
鋳物
銅・銅合金
ステンレス
アルミニウム
良好

主な目的

硬度(硬さ)
寸法精度(バラツキ)
滑り性
美観(光沢)
艶消し(梨地)
黒色外観